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遊戯王GA TURN-14 『夢の国へ』

この作品は、まんがタイムきららその他のキャラを中心としたオリジナルストーリーの遊戯王SS、という完全に書き手の趣味で構成された二次創作SSです。興味のない方、原作をいじられるのが不快な方はスルーでお願いします。
(※オリジナルキャラクターを使用しています)
●依頼

ソーニャ「私に依頼だと・・・?それはいいが、お前は一体何者だ?」

 彩井街のホテルの一室で、金髪の少女-ソーニャは、目の前にいる黒いフードを身にまとった謎の男にそう問いかける。

謎の男「何、そうたいした者ではない。どうしてもお前に始末してほしい相手がいるだけだ。・・・ただし、このカードを使ってな・・・」
 
 そう言って、謎の男は1枚のシンクロモンスターのカードを取り出す。

ソーニャ「何だ、この感覚は・・・うっ!」

 そのカード-《漆黒のズムウォルト》を見た瞬間、彼女はそのカードが発する何らかの禍々しい力に捕らわれ、意識が失われていく・・・

謎の男「ククク・・・これでいい。お前には傀儡として戦ってもらうぞ・・・“紅い悪魔”とな・・・!」


遊戯王GA TURN-14 『夢の国へ』


●彩井街・海馬ランド

 海馬ランド-それはその名の通り海馬コーポレーションが運営している世界規模の一大テーマパークである。
 今日はここに交流と、彼女を「師匠」と一方的に慕うエクスが、過去の一件で勝手に取り付けられた「一日デート権」の約束を果たすためにやってきたのだが、見送りに来た姉の夕と妹の通果の姿を見て、交流は奇妙な光景を感じていた。

交流「・・・」
夕「じゃあ、二人とも楽しんできてね~」
通果「あ、エクス君これお弁当。お昼に食べてね」
エクス「ありがとうございます、通果さん」
交流「・・・?」

  姉はどうでも言い。それよりも、過去にデュエルをした時はエクスに対して敵愾心を向き出しにしていたはずの通果が、今はまるで友達のようにフレンドリーな態度でエクスに接しているのだ。

交流「(知らない間に何かあったのかしら・・・?)」
エクス「どうしたんですか、師匠?行きましょうよ」
交流「え、ええ。・・・というか、師匠と呼ぶなって・・・」
エクス「あう・・・。でも、楽しみですね!最初は一緒にブルーアイズ・コースターに乗りましょうよ!」
交流「ええ・・・」

 怒られてもめげずに、まずはこの遊園地の看板の一つである《青眼の白龍》を模したジェットコースターに交流を誘うエクスであったが・・・

交流「(休日とはいえこの人の入り・・・グッズ販売なんかも含めると経済効果はどれくらいのものかしらね・・・)」

 交流といえば、遊園地を訪れる人の多さにまったく違う事を考えているのであった。
 そのせいもあってか、彼女の背後の物陰によく見知ったお団子頭が隠れている事には気づいていない様子であったが・・・

エクス「もう、師匠ったら・・・あ、これ見てください。もうすぐカイバーマンショーが始まりますよ!」


0604.jpg


 パンフレットを片手に眺めていたエクスは、このテーマパークのマスコットでもある人気キャラクター『カイバーマン』のショーが目前である事に気づく。

交流「別にいいけど・・・。そんな子供みたいな・・・」
エクス「まあまあ、せっかく来たんですから・・・あ」

 その時、エクスの目に一人の子供が目に留まる。

●迷子の子供

子供「うえーん、ままー」
エクス「どうしたの、君?」
子供「あのね、ままとぱぱがいなくなっちゃったの・・・」

 どうやら親とはぐれたのだろう。その子は母親を呼んで泣きじゃくっていた。
 その子を泣き止ませるために、普段以上に笑顔でその子に接してあげるエクス。

エクス「大丈夫だよ、お兄ちゃんたちが探してあげるから」
交流「ちょっと、勝手に・・・」

 戸惑う交流だったが、その子の手を引いて一緒に歩き出し始めるエクスに付いていくように、結局は歩き出す。
 それから、しばらく後・・・

母親「もう、心配かけて・・・。探していただいて、本当にありがとうございます。ほら、あなたもお礼を言って」
子供「うん。ありがとう、お兄ちゃんとお姉ちゃん!」

 親に合えた喜びの笑顔で手を振る子供に、同じく笑顔で手を振り返すエクス。

エクス「良かった・・・無事に見つかって・・・」 
交流「・・・迷子センターにでも預ければ手間がかからなかったのに」
エクス「それもそうかもしれませんけど・・・一緒に探してあげた方が、あの子の不安も和らいでくれたと思って。やっぱり。小さい子にはちょっとでも両親と一緒にいられないのって、すごく寂しい事だと思いますから」
交流「よく言うのね、自分は親がいないのに・・・」

 そこまで言って、交流はその言葉をつい言ってしまった事を後悔した。幼い頃に良心を亡くして生きていた事を、彼だって深く気にしている事だろうに、それを軽々しく口にしてしまった事を・・・
 それでも、エクスは交流の言葉を気にしていないとばかりに・・・
 
エクス「・・・この前、師匠の妹さんに聞かれたんです。「両親の事を、どう思っているのか?」って・・・」
交流「・・・通果から?」
エクス「両親がいない事を寂しく思った事は、もちろんあります。でも、今の僕がいられるのは、間違いなく父さんと母さんのおかげですから。だから、両親には感謝しているんです」
交流「そう・・・」

 そのエクスの笑顔での言葉が何だか眩しいようで、交流は自分も彼のように考えられたら、と思わずにはいられなかった。
 実の母親・ノキアに対するわだかまりを捨てて、もっと彼女に対して素直に接する事が出来たなら・・・。そう、彼のように真っ直ぐと・・・

交流「・・・優しいのね、君は。私には無理だわ、母さんの事をそんな風に考えるのは・・・」
エクス「・・・師匠がお母さんの事をどう思っているのかは僕には分かりませんけど・・・そんなに難しい事を言っているつもりは無いですよ。だって、親子なんですから」
交流「そう・・・かしら・・・」

 自分は何を言っているのだろう、交流はそう思いながらも、優しい笑顔で返すエクスの言葉に、彼女は次第に引き込まれていくような気がした。彼の言葉を、信じてもいいのかもしれないと・・・

 と、その時だった・・・

交流「・・・!? 危ない、エクス君!」
エクス「・・・え!?」

 突然、一枚のカード・・・《アテナ》が飛来し、咄嗟に回避行動を取った交流の足元に突き刺さる!
 
ソーニャ「チッ・・・外したか。まあいい、それで貴様を始末しては意味が無いからな・・・!」

 突如、二人の前に現れた少女・・・ソーニャがそう呟く。

エクス「あなたは・・・!?」
交流「確か、ソーニャとか言ったわね、暗殺者の・・・今のは一体何のつもりかしら?私は貴女に命を狙われるような覚えは無いわよ?」
ソーニャ「フッ、お前にはなくても、私にはあるのだ。さあ、受けてもらおうか・・・!」
交流「何・・・!?」

 ソーニャが決闘板を構えると、彼女たちの周囲を“青い炎”が取り囲む・・・!

交流「これは・・・まさか魚住の時と同じ・・・?」
ソーニャ「私との・・・“闇の決闘”をな!!」


-次回に続く

【次回予告】
突如ダークシグナーの“傀儡”となって現れたソーニャとの『闇の決闘』に挑む事になる交流・・・
まったく未知の戦術を披露するソーニャの前に、交流は翻弄される・・・!

次回、遊戯王GA TURN-15 『暗殺者の手腕』 デュエル、スタンバイ!


○後書き
思っていたよりも話が重たくならなかったというか、出来なかった印象が残る今回。
というか、交流の家庭の事情をここにくるまでにエクスに説明する機会を設けていなかったせいでそんな深入りした会話をさせられなかった、というのがネックになったのだが・・・(ぁ
そしてせっかくの『海馬ランド』なのにデートシーンほぼまったく描けず・・・。うん、さすがにもったいなかったかな?(ぁ

次回は久しぶりのデュエル回になります。あ、ちなみにその相手がソーニャちゃんなのには特に深い意味はありません(ぇ)。前回のようにオリキャラでも何の問題も無かったんですけどね。とりあえず、彼女の使う「道の戦術」とやらにご期待ください(ぉ

色々つたないところも目立ちますが、どうかご批評のほどをお願いします。


それでは、次回も頑張ります!

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[ 2012/06/22 19:37 ] 遊戯王GA | TB(0) | CM(4)

まぁ、エクスと交流の、今現在の付き合いの短さで言えば、流石にそこまで深く重い展開じゃなくても、問題無いのかも、とは思いますよ~
そして、今回の相手役も、無理にオリジナルにこだわる必要は無いと思いますね 一応ソーニャは暗殺者と言う設定な訳だし

ま、それはそれとして、遊園地はホントに海馬ランドだ……(ぁ) なんか文章を読んでると、海馬を連想する物ばっかりだし……
こう言う所で迷子が出てくるのは当然であるのは、議論の余地も無いのは言うまでも無いのですが…… 
なんか、エクスと交流がここに来ると、10才前後の弟を連れてくる姉のイメージしか湧いてこないんですが…… お前の勝手なイメージを、と言われる可能性もありますけど、ね

ともかく、次回の交流VSソーニャ、楽しみに待ってますね~
[ 2012/06/23 18:56 ] [ 編集 ]

リッターさん

感想ありがとうございます。

エクスと交流さんの会話に付いてはやろうと思えばもっと深い話が作れたんでしょうけど・・・そこに至るまでの話の作りこみの浅さのせいで失敗した感じですね。もっと事前に絡ませておけばよかったと思います。
ソーニゃちゃんの暗殺者という設定、こういう風に使えるので便利ですね(笑)。ただ、こういう役目にするなら別にオリキャラでも良かったんですけどね。たまにはクロスSSらしく原作のキャラも出そうと思った所存で(ぉ)。次回、以前とはまったく違う戦術を見せる彼女にご期待ください。

>海馬ランド
ブルーアイズ・コースターとかカイバーマン・ショーとか、実際に原作の「海馬ランド完成予想図」などの資料をもとに書きました。やはりオーナーである社長の意向が強く反映されてる施設になってますよね(笑

>迷子の子供とか
遊園地らしく迷子の子供を出して、そこから上手く話を広げたかったのですが、これもちょっと失敗した感じになりましたね・・・(ぁ
そして「姉弟にしか見えない」との事ですが、18歳(推定)と14歳と年齢差もある組み合わせなのでそう見えても仕方がないかと(ぉ)。流石に10歳前後は言いすぎですが(笑


それでは、次回も頑張ります。

[ 2012/06/23 21:08 ] [ 編集 ]

遅れましたが感想をー

 まさか敵方に見知ったキャラが…と言うのはオイラの先入観であって、トロンよろしく洗脳して傀儡のようにしてしまうのが闇の力だし、ソーニャがそっちの回ってしまうのも仕方がないですかね。しかし彼女ほどの実力者でも油断してしまうとこうなってしまうのかぁ。交流あたりが闇落ちしてしまうと、かなりボスキャラになりそうだ…(笑)
 
 その交流ですが、エクスとのデート…だというのに、夕や通果が何気に見送りと称してランドまで着いて来てるのがなんとも(笑)。エクス自身は気にしてないようだけど、オイラだったら最初から2人にしてほしい…って思ってしまうかも(笑)。
 しかしデート権からのデートだとはいえ、交流の女子力がやや低い気がしますねぇ…容姿は抜群なのに、ランドの経済効果を考えたり、迷子を助けたエクスに対して不用意な言葉を発したり…性格上そうなってしまうのは仕方ないんでしょうけどね。
 
 実際にそんな場にいたら、気まずくなってしまうかもですが、そこはエクスのおかげで変な空気にはならなくてホッとしました。この感じだと、交流の堅い心もエクスが溶かしていってくれるんじゃないかと思えますね。年下なのにいい男じゃないか(笑)。
 
 そんないい雰囲気に乱入してきたソーニャ…結界張ったから問題ないとはいえ、人があふれるランド内で仕掛けてくるとは大胆ですな。カード投げつけられたところとか、客に見られてしまってもおかしくないのに…まぁ、そこはソーニャの実力だし見られない速さでやってるんでしょうけど。それを察知できる交流も超人だなぁ…
 
 あ、ラストの交流のセリフのキャラ名が魚住になってますよー。
[ 2012/06/27 18:18 ] [ 編集 ]

>ゆきさん

感想ありがとうございます。

トロンよろしく闇の力で洗脳(ぉ)。今回はたまたまソーニゃを選んだだけで、交流たちは設定上闇堕ちはしないという事にはなっています。ただ、そうなれば強さ的に考えて確かに恐ろしい事になるのでしょうが・・・(ぁ

そういえばデートなのに目的地まで見送りが来るとか普通は変ですよね(ぁ)。まあ、それだけ皆仲が良いという事でここはどうか一つ・・・(ぇ

交流さんの女子力はまあ、原作を考慮してもこんなもんじゃないかと。容姿は美人端麗なんですけどねぇ。
ランドの経済効果を考えたりは原作で株とかやってる彼女のキャラを(珍しく)活かせたと思います(ぉ)。迷子の子供に関する不用意な発言はどうかな、と思いますが。

でも、年下だけど意外と包容力のある(ぉ)。エクス君のおかげで無事解決。この辺りはもうちょっときまずい雰囲気にしたかったとは思うのですが、そういう話を作れなかったというのが正直なところですね。

そして、人が一杯いる遊園地内で仕掛けてくるとか全然暗殺者じゃないですね(苦笑)。でも、原作(キルミーベイベー)でも結構彼女は間の抜けたところがあったからこんなものでも良かったかな、とか思ったり(ぇ
でも、確かにそれを避ける交流さんも超人って話ですね(ぉ

すいません誤字修正しました・・・orz 今後気をつけます・・・


それでは、次回も頑張ります!
[ 2012/06/27 20:23 ] [ 編集 ]

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