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遊戯王GA TURN-17 『悪夢』

この作品は、まんがタイムきららその他のキャラを中心としたオリジナルストーリーの遊戯王SS、という完全に書き手の趣味で構成された二次創作SSです。興味のない方、原作をいじられるのが不快な方はスルーでお願いします。
(※オリジナルキャラクターを使用しています)


○悪夢
薄暗い部屋の一室・・・苦悶の表情を浮かべた男が、向かい合ったもう一人の男を激しい形相で睨みつけていた・・・

「お前さえ・・・お前さえいなければ俺は・・・!」
「違うんだ、俺は・・・」
「律太・・・この裏切り者ォォォ!!」

 鬼気迫る表情で自分に怨嗟の声を投げかける青年、そして・・・

律太「・・・ハッ!?」

 そこで男・・・律太の意識は目覚める。大量にかいた寝汗から、彼がどれだけその「夢」にうなされていたか分かるというものだった。

律太「・・・あの時の夢を・・・見るようになっちまったか・・・・」

 頭を抱え、律太はそう呟く・・・

遊戯王GA TURN-17 【悪夢】


○お姫様と騎士
乃莉「それでね、吉野屋先生の授業でね・・・あ」

 下校時刻、なずなを連れてきらら学園近くにある寮「ひだまり荘」に帰ろうとしていた乃莉は、校門前に立っている一人の男の存在に気づく。

乃莉「なずな、騎士様のお出迎えだよ」
なずな「・・・律太さん!」
律太「よう」

 なずな達に気づき、声をかける律太。

乃莉「じゃあ、二人の邪魔しちゃ悪いから私はこれでね」
なずな「乃莉ちゃん・・・」
律太「・・・悪いな」
 
 気を利かせて一人下校した乃莉を見送ったなずなは、律太の顔を見てなんだか彼の様子がおかしい事に気がつく。

なずな「律太さん、何だか顔色悪いよ?」
律太「・・・眠れなくってな」
なずな「そう・・・」
律太「あの時の夢を見ちまってな・・・」

 その発言に、彼女はどうやら事情を察したようだ。

なずな「今日は一緒にいてあげるからね」
律太「・・・すまん」

自分の不安を和らげてあげようというなずなの優しさが、今の彼には心から嬉しかった。
そんななずなの笑顔を見て、律太は幼い頃の自分を思いしていた・・・

○律太の過去
内藤律太は物心ついた頃から両親の顔を知らず、親のいない孤児として施設で育った子供だった。その頃の彼は絵を描くのが好きな物静かな少年であったが、「親なし子」と言われ周りの子供たちからは虐められる事が多かったという。
その彼を庇ってくれたのが、なずなの存在だった。

なずな「何で親がいないからって虐めらるの? そんなのっておかしいよ!」

親の愛情を知らない律太は、自分の事を庇ってそう言ってくれるなずなに対して、顔さえ知らない母親の面影を感じていた。
そんな二人の関係はなずなが父親の仕事の都合で彼の元を離れるまで続き、その時の経験から、律太はいずれ彼女という「姫」を守れる「騎士」になろうと、そう心に決めたのであった・・・

○二人の今
乃莉の気遣いも有り、二人はデードがてら街をぶらつく事にしたのだが・・・

律太「よーし、じゃあまずはサ店(※喫茶店の事)でも行こうぜ」
なずな「サ店・・・」

 律太のその言葉(死語)に生暖かい笑みで返すなずなだったが、明るさを取り戻した律太の今の姿を見て、昔の弱々しかった彼の姿を思い、どこか今の彼を誇らしくも思う。
 もう、あの頃の彼はいないのだ。

 なずながそんな事を考えていると、律太は何かに気づいたようで立ち止まる。

律太「お、こんなところにカード屋があったのか。見ろよなずな、なんだか人だかりが出来てるぜ?」
なずな「カード屋って・・・」

デート中なのにカードショップを気にする律太に呆れたような表情を返すなずなだったが、確かにその場所に人だかりができているのが気になったので、一緒に付いて行く事にした。

「青山さんこれで9人抜きだぜ!」
「すげーぜ青山さん!」
青山「へへーっ、見たか俺の実力!」

熱狂するギャラリーの声。そこでは、どうやらその中心にいる青山という男によるストリートデュエルが行われているようだったが・・・

律太「ほう、何だか面白そうな事やってるじゃねえか・・・。こいつは満足させてくれそうだぜ」


-次回に続く。

【次回予告】
偶然立ち寄ったカードショップで、ストリートデュエルを行う男・青山に出会った律太。
連戦連勝を続ける青山に興味を持った律太は、彼にデュエルを挑む。

次回、遊戯王GA TURN-18 『ストリートデュエル』 デュエル、スタンバイ!


○後書き
先に断っておくと、次回出てくるオリキャラは別に重要なキャラにはなりません(ぁ
というわけで、遊戯王GA『律太さん編』突入です。前回の『交流編』と違い、今回は結構長めになる予定なので、しばらくの間お付き合いください。
後、デートでは腕にシルバーを巻いてサ店に行くのが最高にナウい決闘者です(何

律太さんの幼少期については原作(ゆきさんのところ)の律太さんにはもちろんこんな設定はありませんが、そこは原作と二次創作の違いだとでも思って頂ければ(ぁ


それでは、次回も頑張ります!
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[ 2012/08/29 20:48 ] 遊戯王GA | TB(0) | CM(4)

おお、なんとも独特な設定ではありますね とりあえず、幼少期の扱い云々に関しては、こっちは別のキャラでやっちゃってる……ゲフンゲフン(笑)

にしても今回、なずなは色々きっついというか…… 幼少期の時は当然の言動ではありますが……生温かい視線は、マジきっついです(笑)
ま、なずながそーするのも、それもこれも律太さんが原因なのも、事実なんでしょうけどね

ともかく、今回出てきたオリキャラは、今回の律太さん編での水先案内人、と考えて良い訳か……
勝敗はともかくとして、これからどーなるか、楽しみに待ってますね

にしても、やっぱ最初に律太と相対していたのが、今回のキーパーソンなんでしょうかね? 気になりますが……

それではまた♪
[ 2012/08/31 18:01 ] [ 編集 ]

リッターさん

感想ありがとうございます。

別の記事でも触れましたが、律太さんの過去の設定に関しては『仮面ライダー』の某キャラをオマージュに考えました。あと、それ以外にもいかにも「ガタイのいい男が過去には・・・」という意外性も狙っていますね。
そういえば、リッターさんのSSにも似たような設定の人物がいましたね。妙なところで共通事項が生まれたのでしょうか(ぉ

なずなもまた、今回は「大人しい女の子が~」という意外性を狙っての言動になっています。でも、彼女から向けられる生暖かい視線は確かに辛いですね(笑)。まあ、そうなるのも律太さんに問題があるわけですが・・・

次回登場するオリキャラは後書きでも触れているとおりそんなに重要な人物にはならない予定ですので。まあ、ただ単にデュエルする相手というぐらいに思っていただいて構わないです。

さて、問題となるのはこのストーリーにおけるキーパーソンである「夢の中に出てきた男」の存在なのですが・・・。丁寧に描けるように、努力したいと思います。


それでは、次回も頑張ります!
[ 2012/08/31 20:43 ] [ 編集 ]

サ店(笑)

 久しぶりに聞いたこの単語(笑)。今の子には伝わらないんだろうなぁ…といっても、オイラもこの言葉が現役だった頃はガキンチョだったわけですが。なので、実際に使った事はありません…っていうか、地元に喫茶店って言えるような店があんまり…(笑)
 
 さて、そんな死語を使う律太さん…少し気にかかるような事が過去にあったようですね。この時期にそういう夢を見てしまうという事は、何かしら引っかかる思いが影響を与えているという事なんでしょうか。裏切り…その言葉の主が今後どういう位置づけて登場するのか気になりますね。いや、登場するのかどうかも分からないですけど(笑)。
 
 今までデュエルしてたり各対戦を観戦してた時の、落ち着いてそれでいてアツい律太さんの印象とはまた違い、なずなちんと一緒の時の律太さんはイメージが少し変わりますね。そこは自分が気持ちを落ち着けられる相手という要素が大きいんでしょうねぇ。まるで子供の様にストリートデュエルに感化されたり…って、デート中なのに(笑)。
 
 ウチの律太さんとも、中の人(グラーフリッターさん)が書く律太さんとも違いますよね。各自の個性が出て面白いと思います。多分、ここの律太さんがいい意味で1番老けてるかも(笑)。
[ 2012/09/05 10:33 ] [ 編集 ]

>ゆきさん

感想ありがとうございます。

一応断っておくと、俺だってリアルでこんな言葉聞いた事ないですよ(笑)。でも、「ならサ店に行くぜ!」は原作の遊戯王で使われた有所正しきセリフだったりします。なので実は嫌な形の原作リスペクトです(ぇ)。本当、今の若い子には通じないんだろうな・・・(ぁ

冒頭の過去のエピソードはもう少し後の話のための伏線に一応なっています。夢に出てきた人物ももちろん当分先になりますが登場させるつもりで、この話(律太編)の最重要人物になる予定です。この時期にこんな夢を見るという事は、律太さんにも何かの予感を感じさせるものが高まっているという事だと思ってください。
「裏切り者」とかなり過激な言葉を使っていますが、この言葉が何を意味するのかはまだ謎という事にしといてください。

なずなっちと一緒にいる時の律太さんは普段のキャラとは違いますが、むしろ落ち着いた相手と一緒にいる事で素の自分をさらけ出している感じで、これがこのSSにおける本来の律太さんの性格なのだと考えていただいて構わないです。
そして「デート→デュエルに突入」の流れ何度目だ自分(ぁ)。如何せんゆきさんと違ってラブシーン書くのが苦手なものでその辺を省略する事が多くなってしまいますね。

他人から借りたキャラを勝手に改変するのは問題があったかな、とも思うので。もし気に触られる点があるようでしたら言ってくださいね。なるべく気をつけるようにしますので。
そして一応二十歳なのに一番老けてると言われるという(笑)。もともと23歳ぐらいの設定で考えていたのもあるからなぁ。キャラを考える上で失敗した点だと思います(ぁ


それでは、次回も頑張ります!
[ 2012/09/05 19:32 ] [ 編集 ]

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