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遊戯王GA TURN-06 【天空の聖域】

この作品は、まんがタイムきららその他のキャラを中心としたオリジナルストーリーの遊戯王SS、という完全に書き手の趣味で構成された二次創作SSです。興味のない方、原作をいじられるのが不快な方はスルーでお願いします。
(※オリジナルキャラクターを使用しています)


それは、数年前の事・・・

「・・・モーメント?」

そこには、優しそうな顔をした老人と仲睦ましげに会話する、蜂蜜色の髪が特徴的な女性の姿があった。

「ああ、最先端の技術を導入した、まったく新しいエネルギー機関の名前じゃ。これの開発が成功すれば、世界中のエネルギー問題は解決に向かうかもしれんぞ」
「そんな・・・すごい!」

漫画やアニメの世界でしか見れないと思っていた理想のエネルギーが実現されるかもしれない・・・老人が語るその夢のような話に、彼女は心を躍らされずにはいられなかった・・・


遊戯王GA TURN-06 【天空の聖域】


  【現在・三科品家】
夕「・・・」
交流「・・・どうかしたの?夕姉さん」
夕「・・・あ、何でもない。ちょっと考え事をね」
交流「・・・?」

普段見ないような物思いに耽っているような姉の表情見て、交流は思わず声をかける。
もっとも、彼女は今他人の心配をしていられるような状況ではないのだが・・・

通果「お姉ちゃんをあなたになんか渡さないわよ!この害虫!」
エクス「が、害虫だなんて・・・でも、僕も師匠にどうしても弟子入りを認めてほしいんです!だから、この勝負絶対に負けたくはないんです!」
通果「何を勝手な事を・・・私だって、絶対に負けないんだから!」

お姉ちゃん大好きな交流の義理の妹・通果と、交流に弟子入りをせがむ少年・エクスの二人による、交流を賭けたデュエルが今まさに行われようとしているところなのである。

魚住「・・・何だかお前大変な事になってるんだな」

目の前の喧騒に困惑しながらも、一応当事者であるはずの交流を気遣う発言をする魚住。

交流「私の与り知らない所でね・・・」
烈人「詳しい事は良く分からないけど・・・同情します」

そんな交流の様子に、事情は知らないが思いやりの言葉を送る烈人。

交流「同情されてもね・・・」

烈人から同情の眼差しを向けられ、交流は深い溜息をつく。

通果「何あの二人お姉ちゃんと馴れ馴れしく喋ってるのよ・・・!」

親しげに姉と話す二人の姿を見て、余計に苛立ちを募らせる通果。

魚住「・・・何かすごいプレッシャーを感じるな・・・」
烈人「・・・っていうか、だいたい何で俺らまで呼ばれてるんですか?」

今回の問題とは無関係であるはずの自分たちがこの場にいる事に、当然の疑問を投げかける烈人。

ふおん「だって、ギャラリーは多い方がいいだろう?」

烈人の疑問に対してふおんが応えた理由は、至極どうでもよいものであった。

魚住「そんな理由かよ・・・」
烈人「・・・もう俺帰っていいですか?」
高梨「では、これより決闘を開始する」 ズコーッ!

完全に予想外の人物が登場した事で、派手にすっ転ぶ魚住と烈人。

烈人「何で高梨先生までいるんですかーっ!?」

烈人たちの前にいる爽やかな青年の名前は高梨真紀(まさき)。きらら学園に今年赴任したばかりの新任教師だが、「お人好し」と言われるほど誠実な人柄で生徒たち、特に女子から絶大な人気を持つ教師である。先日行われたDR杯では、ジャッジとして大会の進行役にも貢献した。ルックスもイケメンだ。

高梨「いや、なんかジャッジもいた方がいいからって言われて・・・」
魚住「いや、必要ないですから・・・というか、そう言われたからってホイホイ来ないでくださいよ・・・」

高梨が呼ばれた理由を聞いて、思わず呆れ顔を見せる魚住。

夕「はいはい、それじゃそろそろ始めるわよ。ちなみに、勝った方には交流との一日デート権を進呈するわよー?」
エクス&通果『おおおおお!!』

勝者に与えられる権利を聞いて、俄然ヒートアップする二人。

交流「ちょっと姉さん、何を勝手な事を・・・」
夕「さて二人とも、準備はいいわね?」
交流「姉さん・・・」

自分の話を当然のように聞かず場を仕切る姉に、交流はもう何を言っても無駄だと思った。

通果「当然よ!コテンパンにしてやるんだから・・・!」
エクス「こっちも大丈夫です。始めましょう!」
交流「(通果・・・大丈夫かしらね・・・)」

ますます熱くなる一方の妹の様子を、不安そうに眺める交流。

高梨「それでは・・・決闘開始ィィィィッ!」

声高らかに高梨はデュエル開始の宣言を行う。

エクス&通果『決闘(デュエル)!!』

通果「先攻は私がもらうわよ!・・・ドロー!」

◆1ターン目:通果のターン
通果:LP4000、ドローフェイズ後の手札:6枚

通果「私は、《ランス・リンドブルム》を攻撃表示で召喚!」

□《ランス・リンドブルム》
効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1800/守1200
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

烈人「《ランス・リンドブルム》・・・」
魚住「貫通能力を持つドラゴン族の下級モンスターか」
通果「見せてあげるわ、お姉ちゃん譲りのドラゴンデッキの力・・・私はカードを2伏せて、ターンエンドよ!さあ、来なさい!」
エクス「は、はい・・・僕のターン、ドロー!」

◆1ターン目:エクスのターン
エクス:LP4000、ドローフェイズ後の手札:6枚

エクス「僕は手札から、フィールド魔法《天空の聖域》を発動します!」
通果「《天空の聖域》・・・?」

□《天空の聖域》
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、天使族モンスターの戦闘によって発生する天使族モンスターの
コントローラーへの戦闘ダメージは0になる。


Scan10595.jpg


烈人「何だ、あのフィールド魔法は・・・?」
エクス「そして、《天空聖者メルティウス》を攻撃表示で召喚します」

□《天空聖者(エンジェルセイント)メルティウス》
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1600/守1200
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、カウンター罠が発動される度に自分は1000ライフポイント回復する。
さらに、フィールド上に「天空の聖域」が表側表示で存在する場合、相手フィールド上に存在するカード1枚を破壊する。


天空聖者メルティウス


エクス「さらに、カードを3枚伏せて・・・ターンエンドです!」
烈人「相手より攻撃力の低いモンスターを場に出して、一体何を考えているつもりなんだろう?」
魚住「いや、《天空の聖域》の効果があるから攻撃力が低くても戦闘でダメージを受ける事はない・・・さらに3枚の伏せカード、守りは万全だという事なんだろう。それに・・・」
交流「・・・彼はここから攻撃を通させるつもりはない、そういう事よ」
烈人「・・・え?」

この中で唯一エクスとデュエルを行っている交流が、そう口を開く。

烈人「・・・どういう事なんですか、交流さん?」
交流「・・・見ていれば分かるわ」
烈人「・・・?」
通果「何を考えてるか知らないけど、そんな物蹴散らしてやるんだから!私のターン、ドロー!」

◆2ターン目:通果のターン
通果:LP4000、ドローフェイズ後の手札:4枚、フィールド上のカード:《ランス・リンドブルム》(攻撃表示)、魔法・罠カードゾーンに伏せカード2枚

通果「一気に押すわよ!私は《ハウンド・ドラゴン》を攻撃表示で召喚!」

□《ハウンド・ドラゴン》
通常モンスター
星3/闇属性/ドラゴン族/攻1700/守 100

烈人「さらにモンスターを増やしてきたな・・・」
通果「さあ、行くわよ!バトル!《ランス・リンドブルム》で、《天空聖者メルティウス》を攻撃!」
エクス「この瞬間、リバースカードを発動!カウンター罠《攻撃の無力化》!」
通果「なに・・・?」

□《攻撃の無力化》
カウンター罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手モンスター1体の攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。

エクス「この効果で《ランス・リンドブルム》の攻撃を無効にし、このターンのバトルフェイズを終了させます。さらに、カウンター罠が発動した事で《天空聖者メルティウス》の効果が発動します!」
通果「・・・え!?」
エクス「自分のLPを1000ポイント回復し、そして相手のカードを1枚破壊する。この効果で僕はあなたの《ランス・リンドブルム》を破壊します!」
通果「な・・・?」

  ■エクス:LP4000→5000

エクスの《天空聖者メルティウス》の効果により、通果のフィールドの《ランス・リンドブルム》が破壊される。

通果「この・・・よくも舐めた真似を・・・!」
烈人「彼はこれを計算に入れていたのか・・・!」
魚住「ああ、《天空の聖域》がフィールドにある事で、《天空聖者メルティウス》 はカウンター罠が発動する限り「相手のカード1枚を破壊する効果」が発動可能になる。ただでさえ伏せカードで守備を万全に固めている上にこれでは、相手は攻撃を通す事が困難になる」
交流「《天空の聖域》を破壊しない限り、通果が勝てる可能性は低いわね」
通果「けど、ならあのフィールド魔法さえ除去してしまえば・・・私はカードを1枚伏せて、ターンエンドよ!」
エクス「僕のターン、ドロー!」

◆2ターン目:エクスのターン
エクス:LP5000、ドローフェイズ後の手札:2枚、フィールド上のカード:《天空聖者メルティウス》 (攻撃表示)、《天空の聖域》(フィールド魔法)、魔法・罠カードゾーンに伏せカード2枚

エクス「僕は《豊穣のアルテミス》を攻撃表示で召喚します」

□《豊穣のアルテミス》
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1600/守1700
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、カウンター罠が発動される度に自分のデッキからカードを1枚ドローする。


1561.jpg


魚住「さらに《天空の聖域》と相性の良いモンスターを場に出してきたな」
交流「ええ、ますます万全の体制を整えてきたわね」
通果「でも、肝心の《天空の聖域》さえ破壊してしまえば!リバースカード・オープン!罠カード《砂塵の大竜巻》!」

□《砂塵の大竜巻》
通常罠
相手フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
その後、自分の手札から魔法または罠カード1枚をセットする事ができる。

通果「《砂塵の大竜巻》の効果で、邪魔な《天空の聖域》には消えてもらうわよ!」
エクス「そうはいきません、こちらもリバースカードを発動!カウンター罠《王家の呪い》!」

□《王家の呪い》
カウンター罠
魔法・罠カード1枚を破壊する効果を含む魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。

通果「またカウンター罠・・・!?」
エクス「このカードで《砂塵の大竜巻》の魔法・罠カード1枚を破壊する」効果を無効にし破壊します。そして、カウンター罠が発動した事で《天空聖者メルティウス》の効果が発動、自分のライフを1000ポイント回復し、相手の場のカード1枚を破壊する・・・破壊対象は、あなたの場の伏せカードです!」
通果「しまった・・・!?」

  ■エクス:LP5000→6000

エクスの《天空聖者メルティウス》の効果により、通果が伏せていた罠カード《リビングデッドの呼び声》が破壊される。

魚住「・・・今度は伏せカードを狙ってきたな」
烈人「モンスターの攻撃は通さないつもりでいる、という事でしょうか?」

事実、先程のターンは念のため守備貫通効果を持つ《ランス・リンドブルム》を破壊したが、ただ単に攻撃力が高い「だけ」のモンスターであれば対処する事はそう難しい事ではない。ならば効果の不明な伏せカードから先に破壊しておこうというのが、この時のエクスの思考であった。

エクス「さらに、《豊穣のアルテミス》の効果発動!カウンター罠が発動した事でデッキからカードを1枚ドローします!」
通果「くっ・・・!」
魚住「手札増強まで兼ねてきたな・・・」
交流「ええ、こうなると守る側の優位はそう簡単に揺るがなくなってくるわね」
エクス「「僕はカードを2枚伏せて、ターンエンドです!」
通果「馬鹿にして・・・!私のターン、ドロー!」
エクス「この瞬間、リバースカード発動!カウンター罠《強烈なはたき落とし》!」
通果「何・・・?」

□《強烈なはたき落とし》
カウンター罠
相手がデッキからカードを手札に加えた時に発動する事ができる。
相手は手札に加えたカード1枚をそのまま墓地へ捨てる。

エクス「このカードの効果で、あなたが今ドローしたカードはそのまま墓地に捨ててもらいます!」
通果「ちょ・・・!」

エクスの発動したカウンター罠《強烈なはたき落とし》の効果により、通果のドローした《サイクロン》は手札から墓地に送られる。

エクス「そして、カウンター罠が発動した事で《天空聖者メルティウス》の効果が発動、自分のライフを1000ポイント回復し、相手の場のカード1枚を破壊する・・・破壊対象は、あなたの場の伏せカードです!」
通果「また・・・!?」

  ■エクス:LP6000→7000

エクスの《天空聖者メルティウス》の効果により、通果が伏せていた罠カード《聖なるバリア-ミラーフォース-》が破壊される。

エクス「さらに、《豊穣のアルテミス》 の効果発動!カウンター罠が発動した事でデッキからカードを1枚ドローします!」
通果「「ぐっ・・・!」

通果の行動に逐次反応するかのように発動されるエクスのカウンター罠・・・もはやパターンが構築されてきたと言っていいこの時点で、通果は泥沼に嵌ったかのように身動きを拘束された状態である。

◆3ターン目:通果のターン
通果:LP4000、ドローフェイズ後の手札:3枚、フィールド上のカード:《ハウンド・ドラゴン》(攻撃表示)

通果「せめて罠カードさえ使わせなければ・・・!私は《ミラージュ・ドラゴン》を攻撃表示で召喚!」

□《ミラージュ・ドラゴン》
効果モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻1600/守 600
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、相手はバトルフェイズに罠カードを発動する事はできない。

烈人「《ミラージュ・ドラゴン》・・・」
交流「バトルフェイズに相手の罠カードの発動を封じる効果を持ったモンスターね。前のターン、《攻撃の無力化》に攻撃を防がれた事が印象に残っているのでしょうね」
エクス「だけど、どんなモンスターでもフィールドに存在しなければ効果は発揮できない・・・リバースカード・オープン!カウンター罠《キックバック》!このカードの効果で《ミラージュ・ドラゴン》には手札に戻っていただきます!」
通果「そんな・・・!?」

□《キックバック》
カウンター罠
モンスターの召喚・反転召喚を無効にし、そのモンスターを持ち主の手札に戻す。

エクスの発動した《キックバック》の効果により、《ミラージュ・ドラゴン》の召喚は無効となり、通果の手札に戻る。

エクス「そして、カウンター罠が発動した事で《天空聖者メルティウス》の効果が発動、自分のライフを1000ポイント回復し、相手の場のカード1枚を破壊する・・・破壊対象は、あなたの場の伏せカードです!」

■エクス:LP7000→8000

エクスの《天空聖者メルティウス》の効果により、通果が伏せていた罠カード《竜の逆鱗》が破壊される。

エクス「さらに、《豊穣のアルテミス》の効果発動!カウンター罠が発動した事でデッキからカードを1枚ドローします!」
通果「くっ・・・ターンエンドよ」
烈人「攻撃しない・・・?」

今、通果のフィールドには攻撃力1700の《ハウンド・ドラゴン》が存在している。エクスの場のモンスターのどちらか一方なら戦闘破壊できる攻撃力だったが、やはり前のターンにカウンター罠でバトルフェイズを無効化されたことが、彼女に攻撃を躊躇させてしまったようである。

エクス「僕のターン、ドロー!」

◆3ターン目:エクスのターン
エクス:LP8000、ドローフェイズ後の手札:4枚、フィールド上のカード:《天空聖者メルティウス》 (攻撃表示)、《豊穣のアルテミス》 (攻撃表示)、《天空の聖域》(フィールド魔法)、魔法・罠カードゾーンに伏せカード1枚

エクス「僕は《天空聖者メルティウス》《豊穣のアルテミス》をリリースし、モンスターをアドバンス召喚します!」
通果「何・・・?」
烈人「戦線を支えてきた二体のモンスターをリリースするなんて・・・?」
エクス「フィールドに舞い降りろ、聖域の守護者よ・・・!-《天空勇士ネオパーシアス》をアドバンス召喚!」

□《天空勇士(エンジェルブレイブ)ネオパーシアス》
効果モンスター
星7/光属性/天使族/攻2300/守2000
このカードは自分フィールド上の「天空騎士パーシアス」1体をリリースし、手札から特殊召喚できる。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
また、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、デッキからカードを1枚ドローする。
フィールド上に「天空の聖域」が存在し、自分のライフポイントが相手より上の場合、その数値だけこのカードの攻撃力・守備力がアップする。


001.jpg


烈人「2体リリースの最上級モンスターなのに、攻撃力はたったの2300・・・?」
魚住「いや、あのカードには《天空の聖域》がフィールドに存在する時にのみ発動する特殊能力がある」
烈人「・・・え?」
エクス「《天空勇士ネオパーシアス》の特殊能力・・・このカードはフィールド上に《天空の聖域》が存在し、自分のライフポイントが相手より上の場合、その数値だけこのカードの攻撃力がアップする!」
通果「なんですって・・・!?」
交流「今、彼と通果のLP差は「4000」・・・」
烈人「つまり・・・攻撃力4000アップ!?」

  ■《天空勇士ネオパーシアス》:攻撃力2300→6300

エクス「バトルを行います!《天空勇士ネオパーシアス》で、《ハウンド・ドラゴン》を攻撃!放て、閃光の波動!-シャイニング・ウェーブ!!」

  ■《天空勇士ネオパーシアス》:攻撃力6300 VS 《ハウンド・ドラゴン》:攻撃力1700

《天空勇士ネオパーシアス》
から放たれる光の波動が、《ハウンド・ドラゴン》を消し去る!

通果「きゃあああ!?」

  ■通果:LP4000→0

烈人「一撃で・・・!?」

《天空の聖域》《天空聖者メルティウス》の相乗効果により相手の攻撃を凌ぎつつLPを大きく回復し、それにより攻撃力を上昇させた《天空勇士ネオパーシアス》の攻撃で勝負を決める・・・完璧に決められたエクスのコンボに、烈人は衝撃を受けていた。

通果「そ、そんなぁ・・・」

エクスとの決闘に敗れ、悔しそうにへたり込む通果。

夕「は~い、そこまで。この勝負エクス君の勝ち~」
高梨「お、俺の台詞が・・・?」
魚住「・・・高梨先生まだいたんですか」
(※いました)
通果「こ、こんな結果認めないわよ!もう一回よ、もう一回!」
エクス「あ、あの・・・」

敗北という結果を受け入れきれず、エクスに執拗に突っかかる通果。

ふおん「はいはい、もう終わったんだから諦めなさいって。それより、もうこんな時間だから交流はエクス君を学園の寮まで送り届けてあげなよ」
烈人「・・・それ、普通は立場が逆じゃないですか?」

普通に考えれば烈人の言うように、男が女の子を家まで送り届けるものである。

ふおん「細かい事は気にしなさんな。ほらほら、交流」
交流「何で私が・・・まあいい。行くわよ、渚君」
エクス「はい!よろしくお願いします」 バタバタ・・・

エクスを連れ・・・というより、交流が先を歩き、それをエクスが付いていく形で二人は出て行く。

通果「何であんな奴に・・・!!」

嬉しそうに交流の後を付いていくエクスの後姿を、悔しそうに睨み続ける通果。

烈人「あの・・・ちょっと落ち着いて・・・」
夕「・・・エクス・渚、14歳。スウェーデン人の父親と日本人の母親のハーフ・・・」
通果「・・・え?」

突如、夕はエクスの事について話し始める。

夕「・・・しかし、両親は彼が幼い頃に事故で他界。父親には元々身寄りが無く、外国人である父との結婚に反対していた母親の実家は彼を引き取る事を拒み、その結果親戚の家をたらい回しにされた挙句、養育を放棄するような形できらら学園の寮に預けられる・・・」
烈人「それって・・・」
夕「境さんが調べた彼のデータよ。普通、こんな境遇で生きてきたら荒んだ性格に育ってもおかしくないって思うわよね?」
魚住「そりゃ・・・そうかもしれないな・・・」
ふおん「でも、彼はあんな明るい性格をしてた。・・・その姿が、交流には眩しいのかもしれないね」
夕「実の母親との関係にギクシャクして、色々あったあの子だからね」
通果「・・・だから、お姉ちゃんは・・・」

交流が、彼女の実母であるノキアとの間にずっと複雑な感情を抱いている事は、義理とはいえ妹である通果も知らないはずが無かった。
通果には少しだけ分かった気がした。交流が、エクスの事を放っておけない理由が・・・

【きらら学園・中等部寮 玄関前】
エクス「ありがとうございます、ここで大丈夫です」
交流「そうか・・・なあ、渚君・・・」
エクス「・・・ん、何ですか師匠?」

エクスを寮まで送り届けた交流は、ある一つの疑問を口に出そうとして、それを思いとどまった。
「両親の事を恨んではいないのか?」・・・交流は、彼にそれを聞いてみたい思いがあった。
幼い頃から母親の事をどうしても好きになれず、いまだに一方的なわだかまりを残している交流にとって、彼が両親の事をどう考えているのか、その事がどうしても気になっていたからである。
だが、それを聞いても意味が無い事だとも思った。それを聞いたからといって、自分と母親の関係が変わるとも思えないから・・・

交流「・・・何でもないわ。あと、師匠って呼ぶなと何回も言ってるでしょう?」
エクス「あうう・・・あ、そうだ・・・」
交流「・・・何?」

エクス「一日デート件の約束、忘れないでくださいよー」
交流「・・・」

明るい声でそう訴えるエクスを見て、どうやらまだまだ面倒な事は続きそうだと、交流は少々憂鬱な気分になるのであった・・・


-次回に続く

☆水渕先生のワンポイントレッスン:今回の主な使用カード解説
友兼「今回は【パーミッション】ですか」
(パーミッション・・・ 英語で「許可」を意味する「Permission」から)
水渕「相手の行動をカウンター罠で無効にする事に特化したカウンターデッキね。ただ、遊戯王のカウンター罠は無効にできる範囲が制限されている(魔法だけ、罠だけ・・・のように)から、「何を無効にするべきか」見極めてカウンター罠を使わないといけないから、使用する場合は非常に綿密なプレイングが要求される、初心者には難易度の高いデッキタイプね」
友兼「現在の環境はモンスターの攻撃力・効果がインフレ気味で、そのため基本的に「モンスターで殴って勝った方が速い」と言われる事も、使用の難しさに拍車をかけている感じですね」

□《天空の聖域》
友兼「天使族のモンスターをサポートするフィールド魔法で、戦闘により発生する天使族モンスターのコントローラへの戦闘ためー字を0にする効果を持っています。また、このフィールドが存在する時に効果を発揮するカードが数多く存在します」
水渕「戦闘ダメージを0にする効果は、戦闘で破壊された時にモンスターをデッキから特殊召喚する能力を持つモンスター
(通称「リクルーター」)の能力を積極的に使用する際などに役立つわね」
友兼「このカードと、《天空聖者メルティウス》 などカウンター罠と相性の良いカードを中心に据えたデッキは【エンジェル・パーミッション】と呼ばれます」

□《天空勇士(エンジェルブレイブ)ネオパーシアス》
友兼「天使族の最上級モンスターで、守備貫通効果に加えて相手ライフに戦闘ダメージを与えた時にデッキからカードを1枚ドローできる特殊能力を持っています」
水渕「今回は普通にアドバンス召喚されたけど、自分フィールド上に存在する《天空騎士パーシアス》をリリースする事で特殊召喚できる能力を持っていて、こちらの場合だと通常より軽いコストで召喚できてお得ね」
友兼「また、フィールド上に《天空の聖域》が存在する場合、相手よりLPが多ければその数値分だけ攻撃力が上昇する効果も追加されるので、上手くライフを回復するギミックをデッキに搭載できれば、爆発的な攻撃力を叩き出せる可能性も秘めています」


【次回予告】
休日、久しぶりに芦原と一緒に街に出た魚住は、自分を追う何者かの影に気づく。
そして行われる「闇の決闘」・・・見た事も無いカードを使う謎の男に、魚住は翻弄される・・・!

次回、遊戯王GA TURN-07 『闇の胎動』 デュエル、スタンバイ!


○後書き
Q:通果ちゃんってこんなキャラでしたか?
A:ちょっと過激にしすぎたかもしれない。今となっては反省している。

あ、高梨先生もノリというかサービス(何)で出しただけなので、今後毎回ジャッジで出るなんて事はありません(ぁ

エクス君の生い立ちについては、イメージイラストで触れたとおり彼には元になったキャラがおり、その設定を引き継いでいるためにこういう設定になりました。小さい時に両親を失い、辛い境遇で育ってきたのに明るい性格をしている・・・というのは、家族関係の問題が良くも悪くも人間的に影響を与えてしまった交流との対比、というつもりでいます。交流の家族問題(というかノキア母さんとの関係)については原作(『ふおんコネクト!』)で唯一消化不良に感じた点なので、エクスとの触れ合いの中で交流がこの問題と向き合っていくような展開を書いていきたいな・・・と考えていたりします(ぉ
あと、夕ちゃん先生がこの事情を先に説明すれば別にデュエルする必要は無かったのでは・・・というのは密に 密に・・・(何

冒頭の会話のように、回想シーンについては今後も何らかの形でちょくちょく入れていくと思いますが、SSのテンポを悪くしてるようでしたらご指摘いただけると助かります。(某女性の「師匠」が科学者という設定は原作には無かったですが、これはSSでの独自設定という事になります:ぉ)

○次回
魚住「俺が主人公だ!」
第7話にしてようやく主人公のターンだ!(ぉ)。そして本格的に話がシリアス方向に向かってしまいそうでもある・・・(ぁ)。付いていけるのか・・・俺?(お前がかよ


それでは、次回もお楽しみに!
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[ 2012/01/24 22:19 ] 遊戯王GA | TB(0) | CM(8)

若い2人の譲れぬ戦い

 害虫呼ばわりされて何とも不憫なエクスくん…まぁ、通果も重度のシスコンだから仕方ないと言ってしまうとそれまでなんですが(笑)。傍から見たら子供のケンカに見えなくもなかったり…交流も烈人くんも、少なからず最初はそういう面持ちだったかも?そしてそんな2人をも敵視する通果…(笑)
 そんなこんなで、ふおんのおかげで妙にギャラリーも多くなってしまった、自分の夢を賭けてのエクスくんと、ある意味私怨ともいえる通果のデュエルが始ま…ろうとしてたら、そこでまたしてもふおんの余計なひと言が(笑)。通果はともかく、エクスくんもデートという言葉で燃えるという事は、師匠と弟子以上の関係を夢見てるのがうかがえますね、若い若い(笑)。
 さてそんないろんな思いが入り混じったデュエルですが、最初は通果の勢いにエクスくんが飲まれていた感じもありましたが、戦い方に関しては交流も認めている部分もあってかなかなかに冷静ですね。通果の力押しに対してしっかり策を講じているし…どちらかといったら守備的、カウンタータイプな印象かなぁ、と。交流の事で熱くなってる通果には相性がいいかも。
 その後も通果はいいように翻弄されてしまった感じですね…たった2ターン終了しただけの時点で、見た目には差が大きく出てしまったという。そしてその差は3ターン目で大きく出てしまい、エクスくんの思い通りの展開で一撃必殺…守備的どころか、決める時は一気に仕留めるという勢いも持ってるのかぁ。これだけの力を持ってても交流には勝てないのか…上には上がいるってことか。ま、今回は通果が冷静さを欠いてたからかもしれませんね。もちろん、ものすごく強いカードを使ってたわけでもないのに、ちゃんと特性を活かして圧勝したエクスくんの戦略が大きかったのも事実ですが。
 見事に勝利を収めたエクスくんはデートもしっかり取り付けて、もう万々歳ですね(笑)。通果は地団太でしょうけど、夕から話を聞いて少しは理解してあげられるでしょう。まぁ、だからといって交流を取られるのは我慢ならないでしょうけど(笑)。
 次回はやっと主人公が活躍…ですよね?(笑)
[ 2012/01/26 19:15 ] [ 編集 ]

>ゆきさん

タイトル、何オッサンくさい事言ってるんですか(笑)。まだそんな歳でもないでしょうに。
まあ、ミッチーの発言は傍から見たらただの子供のケンカレベルですね(ぁ)。後書きでも書いてました、いくらシスコンキャラだからといってちょっと暴走させすぎてます(苦笑

適度にギャラリーがいた方が解説などで喋るキャラが増える分書きやすい、というのもあったり・・・(ぇ)。エクス君は交流との師弟関係を望んでいるのもありますが、同時に彼女の熱烈なファンでもあるので、そりゃデートの権利なんて約束されたら燃えるってもんさ(笑

今回のエクス君の戦術はいわゆる『パーミッション』の基本みたいな物ですね。ぶちさんの解説でも触れていますが、とにかく守備的なカードで相手の攻撃を防いで、決め手(フィニッシャー)となる大型モンスターで勝負を決める・・・と言う感じです。
ただ、これはこれでゆきさんの仰るとおりミッチーが使用した力押しのデッキに対して相性が良かったと言うのと、状況に応じたカードを上手く引く事の出来たエクス君の運が良かっただけ、とも言えますね(ぉ)。実際、今回のタイトルにもなっているフィールド魔法《天空の聖域》が出せなければ何も出来なかった可能性もあるわけでして。
交流との勝負では逆に冷静な判断でキーカードに対処されて負けた・・・という感じをイメージしてだいて構わないです。その辺が実力差ですね。

ミッチーは夕ちゃんの説明を聞いてエクス君の不幸な生い立ちに同情していることもあってある程度は納得しているつもりなので、時間が経てば二人が付き合うのもいつかは許容できるかもしれません(ぉ)。もっとも、まだ交流の方にそこまでの意識はないわけですが(笑

さて、次回は第二部始まって最初のデュエルをもう一人の主役に取られた(笑)、主人公・魚住の久しぶりのデュエルになります。もっとも、彼は第一部で「僕は十分戦ったよ・・・」というぐらい(何)活躍したのもあったので、他のキャラにもスポットを当てなければ・・・という思いもあったのですけどね。毎回同じキャラばかり、というのもつまらないですが・・・色んなキャラに均等に出番を、というのは正直難しいですね(苦笑


それでは、次回もお楽しみに。
[ 2012/01/26 22:06 ] [ 編集 ]

なんと言うか……すっごい強烈なデッキの持ち主が現れましたねぇ……エクスのバックストーリーを聞く限り、なんか色々凄い事になりそうな展開になりそうな気もします
ここは彼が敵にならない事を、祈りますよ ……いや、真面目な話 勿論、前回交流が勝った以上、このデッキに勝つ方法があるのは事実でしょうし 律太や魚住当たりなら、勝てるんでしょうが、それでもね
それだけに、通過の様に生の感情(シロッコ風な言い方で)を前面に押し出すだけのやり方じゃ、まずエクスには勝てない、と言う事か……

それにしても、ふおんって一体……巻き込まれた烈人と魚住、そして真紀先生には同情します いや、真面目な話
逆に巻き込まれなかった律太さんと伊御さんは運が良かったのか、たまたま時間が合わなかっただけなのか……(笑)
にしても、第一シリーズと言い、彼女はかなりのチート能力を有してる模様……こっちは敵にならないようなので、安心安心……

さて、次は魚住ですか あーさんやぶちさんの活躍も期待しています 保村と友兼兄は?と言うツッコミは無しの方向で~
[ 2012/01/27 17:08 ] [ 編集 ]

>リッターさん

感想ありがとうございます。今回エクス君が使用した【パーミッション】は、他のカードゲーム(MTGとか)だとそんなに珍しくないデッキタイプなのですが、遊戯王でこの手のデッキはあまり使われない傾向にあるので、そこそこ意外性がありましたね。
エクス君が敵になるのかはこの先の展開にも関わるのでまだ言えませんが・・・少なくとも交流には負けるのが分かっているでしょうし、また同じデッキを使うとは限らないでしょうね(ぉ

ふおんさんは今回は楽しければそれでいいというだけで行動してます(ぁ)。細けぇこたあいいんだよ(何
大丈夫、烈人君はともかく残り二人は面倒に巻き込まれることには慣れてるだろうから!(ぉぃ

>生の感情(シロッコ風な言い方で)
パプテマス様「やはり指導する絶対者が必要か・・・」

今回はエクス君のデッキの動きが良くてミッチーからしてみれば一方的な勝負になってしまったのはありますが、TCGのような綿密な戦術が大事なゲームで感情的になって冷静な判断が失われれば、相手の思う壺になってしまうのは間違いないですね。そういう意味では勝負の結果はやる前から決まっていたといえるのでしょう(ぉ

>保村と友兼兄は?
友兼兄「僕はカードの解説で出番があるので・・・」
保村「ぶっちゃけ第一部で燃え尽きました・・・」

第一部と違って学園以外の場所が舞台になる事が多くなるせいで、中々あーさん以外の美術部メンバーを出す機会がないですねぇ(ぁ)。まあ、彼らもその内出番を回してあげたいとは思っていますが。
リッターさんも以前言っていた事ですが、どうしてもメインキャラが多くなってくると都合上中々出番の無いキャラが出てきてしまうという悩みはありますね・・・


それでは、次回も頑張ります。
[ 2012/01/27 22:02 ] [ 編集 ]

聖地を守りし、守護天使

 お久しぶりです。ブービーです。
 SSの方、読みました。今回は、これまでとは一味違った、知的で卓越したデュエルを楽しめる話でした。エクスくんの勝利を引き寄せる一手一手には、舌を巻いてしまいました。
 冒頭の回想は、1,2話に続いて、この物語の鍵を示すような内容でした。そこに夕ちゃん先生が絡んでいることからも、意味深い感じを受けました。
 彼女の回想に出てきたお年寄りは、原作で彼女を引き取った養父のようにも見えて、口元が綻びました。
 そんな状況からは打って変わり、エクスくんと通果ちゃんの空気は、殺伐とした雰囲気が伝わってきました。彼女はエクスくんを害虫呼ばわりするだけでなく、姉の交流の側にいた魚住くんや烈人くんにも敵意を向けていました。
 それはまるで、大好きなモノを取られるのを嫌がる子供のようで、滑稽さすらありました。
 そんな二人の関係を悪化させるようなことをしたふおんは、まさにトラブルメーカーの面目躍如でした。連れてこられた魚住くんと烈人くんの迷惑など考えないところは、面白いことが先に頭に来る彼女らしい行動でした。
 しかし、彼女の師匠である夕ちゃん先生の方が、交流の一日デート券をちらつかせた分、一枚上手でした。
 それにしても、今回の一番不憫な役を請け負ったのは、他ならない高梨先生でした。魚住くんに存在自体を突っ込まれただけでなく、自分で存在意義を限定してしまうところは、哀れとしか言いようがありませんでした。
 そして、デュエルの方は、二人の気持ちの違いが勝負を決したという言葉が相応しい、巧みな様相を呈していました。エクスくんが只者ではないことを垣間見る闘い振りでした。
 通果ちゃんのデッキは、前回の予想通り、姉譲りのドラゴンデッキでした。貫通ダメージを持った『ランス・リンドルブ』や伏せカード封じ効果を持った『ミラージュ・ドラゴン』が布陣して、伏せカードも『サイクロン』や『聖なるバリア・ミラーフォース』等を編成するところは、申し分ない内容でした。恐らく、交流がこのデッキを使っても、エクスくんには十分に勝てたと思えました。
 しかし、ドラゴン族モンスターの利点である圧倒的な破壊力を生かせなかったことが、勝敗を決したようでした。どんな優秀なデッキでも、使う人間の心次第では宝の持ち腐れになることが伺えました。
 一方、エクスくんの方は、鉄壁のデッキと相手の心を攻める戦法が見事に当たりました。
 まずはフィールド魔法『天空の聖域』で布陣を整えると、『天空聖者メルティウス』と伏せカードで布陣を固めました。その後、通果ちゃんの攻撃を伏せカードで防ぎ、モンスター効果でライフ回復とモンスター破壊をこなして、彼女の出鼻を挫きました。
 さらに、『豊穣のアルテミス』を召還して、伏せカードと『天空聖者メルティウス』の効果で不動の陣を築く様も、圧倒される感じがしました。
 その闘い方は、手札補充による絶え間ない伏せカードの布陣、際限ないライフ回復が示すように、相手に見えない壁を迫らせているようでした。現に、度重なる攻撃看破に通果ちゃんは、攻撃の一手をうてない状態になりました。
 極めつけは、『天空勇者ネオパーシアス』でした。貫通ダメージと手札補充効果、『天空の聖域』による攻撃力・守備力増加効果は、低い攻撃力を担うには十分な内容でした。
 その圧倒的な勝ち振りは、むしろ気持ちが良くもなる光景でした。
 デュエル後、憧れの交流と一緒になれたことを喜ぶエクスくんとは対照的に、悔しがる通果ちゃんの姿は寂しげな感じがしました。そんな時に、夕ちゃん先生が明かした彼の過去を聞いた彼女は、気持ちが晴れていくような印象を受けました。彼女自身も幼い時に父親を亡くしている上に、交流と実の母ノキアさんの関係を観ているだけに、彼には共感できるところもあったと思えました。
 デュエルが結びつける絆というモノを、垣間見るようでした。
 一方、交流とエクスくんの方は、まだ溝はあるモノの、分かり合えそうな雰囲気を感じ取れました。これからの二人の関係には、目が離せなくなりました。
 大切なモノへの熱い想いがぶつかり合った、心躍る物語でした。次回の魚住くんとあーさんの絆が試されるデュエルには、期待が高まりました。
 それでは、また後で。
[ 2012/01/30 23:17 ] [ 編集 ]

モーメント――それは、従来の機関に最先端技術を組み合わせた全く新しいエネルギー機関・・・
ちなみに元ネタは風雲黙示録。前に書いたやったねたえちゃん!ネタよりも真っ先に思いついていたりしました(笑)。とりあえずエネルギー問題の件に夕が絡んできているというのは、確定的に明らかっぽいですがその新しい技術とは一体何でしょうか。なんか夕は錬金術をやってたっぽいですから、鋼の錬金術師みたいに何人か犠牲にして賢者の石にしてそこからエネルギーを捻出するというタイプのエネルギー機関かもしれません(笑)。

害虫ねぇ・・・。もっと言ってほしいです(笑)。というより、通果にとって交流に近づく男は全て害虫みたいなもんなんですね(笑)。それがこのSSではより強調されているわけですね。・・・なんだか通果がDIOに心酔するヴァニラ・アイスのようになっているような気も(笑)。
通果「このド畜生がァーッ!」
ヤンデレ繋がりでAチャンネルのトオルと、お姉ちゃん大好きっ娘繋がりでけいおんに憂と気が合いそうですね。
さて、一日デート券と聞いてテンションの上がる、前回の行為と合わせてややストーカー疑惑が出てきたエクスVSヤンデレ妹の戦いになったわけですが、まあ要は変態同士の決闘というわけですね(笑)。
通果がいきなり下級とはいえドラゴンを召喚してくるというのは意外でした。そんなに逆鱗に触れてしまったんでしょうか(笑)。このまま上手く行ったら通果のペースだったんでしょうが、1ターン目からいきなり天空の聖域を出されたのが運の尽きですね。やはりデュエルは手札の引きやら運なんだなとか、天空の聖域ゲーやんコレ、とかいろいろ黒い考えが渦巻いています(笑)。
やりたいことが悉く封じられていくという、天使と言う要素がモンスターの見た目だけで残りはほとんど悪魔のようです(笑)。まあ天使であるはずのガブリエルも、いきなり修行中の人の前に現れて首を絞めるという天使とは思えないようなことをしていたそうですから、天使の実態は本当はこうなのかも・・・(笑)。
エクス「俺が天使・・・?違う、俺は悪魔だ!」
まあでもどっちかっていうと、ただ単に天空の聖域を犯そうとする者は、天使としては許されないだけなのかもしれませんね。
しかし、見てる限り通果はハマってしまったとはいえ、別にワンパターン戦法だったというわけでもないのにここまで一方的にやられているということは、エクスがすごく強いっていう認識のほうが正しいようですね。・・・ここまで強いのになんで交流にはあんなにフルボッコにされてたんでしょうか(笑)。やっぱりデュエルは手札の引きなんでしょうか・・・(笑)。
なんか今回のデュエルには北斗の拳ACの動画で、ジャギがトキ相手に完封してしまうという自体になったときの実況が合いそうな気がします(笑)。
トラップもダメ!手札引いてもダメ!召喚してもダメ!何やっても抜けられない!これがエクス・渚ハウス!そして一撃が入ってぇ!勝ったのはエクス・渚!通果相手にパーフェクト!!
元の実況より大分端折ってますがとりあえずパロってみました(笑)。

通果が負けを認めていませんが、見苦しいような気がしますが、ここまで圧倒的にやられたらまあ確かに文句言いたくなるのはわかる気がしますね。実際次戦った時はこうはいかないでしょうし・・・。まあ、今回は通果は運が悪かったということですね。

エクスも色々あるんですねぇ。ひょっとしたら、親の死の原因となった事故がなんかこの物語にも一応食いこんでいるというか、前に出てきたゲニみたいな奴が起こしたみたいな、そんな関係があるのかな、と思えてきました。
事故後誰も引き取ってくれる人がいなくて、この学校の寮に・・・超電磁砲のチャイルドエラーみたいですね。
エクス「置き去リー・・・です・・・」
なるほど、ちょっとちがうような気もしないでもないですが、状況が似ているエクスを完全に放っておけないわけですね、交流は。今後これをきっかけに交流からエクスに歩み寄ることがこの二人の物語のキーポイントですね。
でも、まあそんなことよりとりあえずは二人のデート編ですね(笑)。二人のデートと、その二人を電柱の陰から、このスレは鬼女に監視されています、のAAのようにつけている通果を見るのを楽しみにしています(笑)。

どうやら次の話もデートのようですね。不穏な空気が漂っていますが・・・、まあ魚住なら大丈夫でしょう。というわけで次回も楽しみにしてます

では、また
[ 2012/02/01 03:04 ] [ 編集 ]

ブービーさん

遅くなってしまいましたが、いつもながら感想ありがとうございます。

今回は夕ちゃんが一枚上手(笑)でしたが、今回は夕ちゃんもふおんもトラブルメーカーとしての面目躍如が出来たと思っています(ぇ)。こういうある程度暴走気味でも問題の無いキャラは、扱いやすくていいですね(まったく問題ないわけじゃないけどね:ぁ)。巻き込まれた二人(with高梨先生)はご愁傷様ですが。高梨先生は、ゆきさんの方のSSでもトラブルに巻き込まれる事が日常茶飯事の生活を送っているので、この程度の事にはきっと既に耐性が付いているのです(ぇ

そういえば通果ちゃんにも父親を亡くしているという設定があったんですねぇ・・・この設定に関しては完全に失念しておりました(ぉぃ)。交流とノキア母さんの問題に加えて、この設定もどこかで上手く絡ませていければ、と思います。
交流はエクス君の生きてきた境遇に対して共感を抱いているので、それがきっかけとなって何時かは彼に対して心を開く日が来ると思います。そして、何時かは交流が実の母親に対してなんらわだかまり無く接する事が出来る日を・・・。デュエルが結ぶ、人と人との「絆」・・・遊戯王SSである以上、この点を大事に物語を作っていきたいですね。デュエルって万能です(ぁ
今回は散々な扱いだったので、またどこかで通果ちゃんにはいい役を与えてあげたいですね(苦笑

○回想シーン
彼女の『師匠』もとにかく謎の多い人物だったので、物語を動かす上で絡ませやすいかと思いまして。(もっとも、職業ははっきり「造形技師」と原作では触れられていますが)。今後、ふおんと同じくトラブルメーカーの一面が強い夕ちゃんが物語の重要な部分にどう関わって来るか、そこに期待して欲しいと思います。

○デュエル部分
「反省点」でも触れている通り、自分が以前対戦した事がある人のデッキを参考にさせていただいたのですが、完全にパターンが構築されてしまうと今回の通果ちゃんのように完全に身動き取れない状態にされてしまうものでした。実際のところ通果ちゃんのデッキにそこまで大きなミスは無かったのですが、今回ばかりは完全に相手のペースに飲まれてしまった感じですね。ただし、フィニッシャーの『天空勇者ネオパーシアス』に至るまでの完全なカードのシナジーを生かしたエクス君のデッキと、ただパワーの高いカードだけで組んだ通果ちゃんのデッキでは、やはり構築力に差があったのは否定できませんが。

○次回
7話目にしてようやく主人公のターン(笑)。SSの設定の都合上、あーさんにはあまり活躍の場を与えられないと思いますが(ぇ)・・・それでも、魚住にとっては彼女の存在が何より戦う原動力である、という彼の思いを伝えられるように力を入れて書きたいと思っています(ぉ


それでは・・・次回も頑張ります!
[ 2012/02/02 00:50 ] [ 編集 ]

通りすがりさん

すいません、反応が遅れてしまいまして・・・いつもながら、感想の方ありがとうございます。

○モーメント
あー・・・実は『モーメント』というエネルギー機関の元ネタは、『遊戯王5d's』で実際に出てくる設定を使用しているもので、『ふおんコネクト!』の方とは関係が無かったりします。しかし、まさかここで『風雲黙示録』ネタを見る事になるとは・・・(ぁ)。SNK好きとして積極的にそういうネタは使ってもらえると嬉しいです(ぇ

○ヤンデレ妹
そしてジョジョネタですか(笑)。ミッチーにクリームの能力があったらそれこそ大惨事になりますね(笑)。あと、憂も何故か二次創作だとやたらヤンデレ扱いされる傾向にありますよね(ぁ)。本編ではただのお姉ちゃん大好きなだけの優秀な妹なのですが・・・
トオルんはアレ、ヤンデレ枠に入れていいのでしょうか?(ぇ)。いや、じゃあ何?といわれると困るのですが、何か違うような気がして・・・(ぁ

○変態同士の決闘
言い方はアレだが間違ってはいないと思う(ぉぃ)。エクス君も可愛いから許されてる(ぇ)けど、常識の範囲内で考えたら確かに彼の行動はストーカーといって差し支えないし(笑

○デュエル部分
ミッチーがドラゴン族デッキなのは単に同じくドラゴン族デッキ使いのお姉ちゃんへの憧れからという事になります。けっして、竜の逆鱗に触れたからというわけではありません(ぉ
そしてタイトルどおり《天空の聖域》ゲーとなった今回のデュエルですが、ミッチーにとってはこのカードを破壊できなかった事が痛手となりました。勿論、エクス君はこのカードがデッキの鍵を握る事が分かっているからこそ、その対策を怠らなかった事が勝利に結びついたわけですが。交流は逆にその対処がきっちり出来ていたのでしょう。・・・多分(ぉぃ

まあ、天使は天使でもブロリー(※天使ではありません)のような破壊天子もいるわけで。どこぞの『管理局の白い悪魔』のように・・・あ、この人も悪魔だった(ファンの方ごめんなさい:ぁ)。天使とか神とかも、高潔なようで割りとやってる事はえげつなかったりしますしね。まあ、宗教って大体そんなもんだとも思いますが(ぁ

北斗の拳ACのネタはそんなに知らないのですが、それにしても今回はネタ分多目ですね(ぉ)。いや、別に自分はそういうの嫌いではないので、これといって問題ないですよ?むしろウェルカム(何

○デュエル後
確かに、交流や通果とエクスの生い立ちは状況が異なるので、共感を覚えるのはちょっと違うかな?と思わなくもなかったのですが、彼との交流を通して交流が実母(ノキア母さん)へのわだかまりを溶かしていけるような展開を描きたい・・・と思いまして。
あ、交流とエクス君のデート回のフラグ回収は当分先になると思うので、あまり期待せずに待っていてください(苦笑

○次回
一応、話の出だしとしては魚住とあーさんのデートで始まるのですが・・・それよりもデュエルの方に話を割くつもりなので、あまりその辺の描写には期待しないでいてください(苦笑)。ゆきさんと違ってラブシーンの描写があまり自分は得意ではないので・・・(ぁ


それでは、次回も頑張ります!
[ 2012/02/02 18:23 ] [ 編集 ]

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