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遊戯王GA TURN-09 【見えざる脅威】

この作品は、まんがタイムきららその他のキャラを中心としたオリジナルストーリーの遊戯王SS、という完全に書き手の趣味で構成された二次創作SSです。興味のない方、原作をいじられるのが不快な方はスルーでお願いします。
(※オリジナルキャラクターを使用しています)




ディック「・・・俺にもよく分からないんだ・・・ただ放課後帰ろうと思ってた時に・・・変な黒いフードの男にいきなりデュエルを挑まれて・・・」
魚住「・・・それ以上は、本当に何も覚えていないのか?」
ディック「・・・駄目だ、そこから先の事はまったく思い出せないんだ・・・思い出そうとすると、頭が割れるように痛くて・・・」


遊戯王GA TURN-09 【見えざる脅威】


 突如としてディックとの間に行われた『闇の決闘』の決着後、少しでも分かりえた事を話し合うために、ふおんの家に集まった魚住、律太、交流、夕の4人。

ふおん「・・・と、ここまでが彼から聞けた話さ
律太「・・・結局、詳しい事は何も分からんという事か」
ふおん「まあ、そうなるね」

 律太の返答に対しふおんは、如何にも残念そうだと言わんばかりに、大仰に肩をすぼめてみせる。

魚住「すいません、何も掴めなくて・・・」
律太「お前が謝る事では無い。そういえば、芦原はどうした?」
魚住「アイツは・・・帰らせました」

 あの後魚住は、「一体何が起きたのか?」としつこく尋ねる芦原を、何とか宥めすかして家まで帰らせていた。
 ただの興味本位ではなく、彼女なりに魚住の事を心配してのことではあったのだろう。だが・・・

魚住「アイツは関係ない・・・だから、巻き込みたくない」
ふおん「そうか・・・そうだね」
魚住「・・・ああ」

 そこまで言い切ると魚住は、一旦話を本題に戻す。

魚住「あの後、一応彼のデッキを確かめさせてもらったが・・・中身は普通の機械族デッキという構成で、あの決闘で使用されたカードは殆ど確認する事はできなかった・・・」
交流「デッキの中身まで改変されていた・・・ということね」

 事実、あの決闘で魚住を苦しめた『A・O・J』のカード群などはまったく確認する事はできなかったのである。それはつまり、交流が言うように「ディックが元々持っていたデッキが、ダークシグナーの力で改竄されていた」という事に他ならない。

ふおん「しかしまあ、一番の問題は何故彼らが突然こんな事をしたのか、という事だね」
律太「うむ・・・」

 自分たちが直接仕掛けてくるわけではなく、ただの学生であるディックを操って『闇の決闘』を仕向けてくるという、目的の掴めない不可解な行動に対して、一同は頭を悩ませていた・・・

ふおん「(こちらもまだ「全員」集まってはいないとはいえ・・・まさかこっちの体勢が整うのを待っているわけじゃないだろうしね・・・)」

 いつものおちゃらけた姿の彼女からはとても想像が付かないほど真面目な顔で、動きの読めない「敵」の目的に対して考えを巡らせるふおん・・・
 そして、彼女と同じように真剣極まりない、どこか思いつめたような表情を浮かべている女性が一人・・・

夕「・・・」
交流「・・・姉さん?」

 普段と様子が違う姉の事を心配に思ったのか交流が夕に声をかけるものの、余程考え込んでしまっているのか、今の彼女にはそんな交流の言葉も耳に入ってこないようであった・・・

夕「(・・・『ゼロ・リバース』・・・あの惨劇と同じ事を、また繰り返させるわけには行かない・・・)」

 それは、『地獄』を見てきた物の痛切な思い・・・
 「悲劇」を再び引き起こさせまいという、ひたむきな願い・・・


 その夜、彩井街外れの寂れた教会・・・
 そこには蝋燭だけの明かりの中、黒いフードを纏った異形の5人の男女の姿があった・・・

「そうですか・・・「影」は敗れましたか」
「・・・申し訳ありません。奴の力を侮っていたようです・・・」

 その右腕に『コンドル』を象った黒い「痣」を持つ男の問いに対し、同じように『蜘蛛』の痣を持つ女性が、そう答える。

「謝る必要はありませんよ。所詮「傀儡」如きではシグナーを倒せない事などは予測の範囲内です。・・・しかし、それでも十分に我々の「計画」達成のためには役立ってくれました・・・だから、問題ではありませんよ」
「・・・はっ」
「・・・そういえばこの前、あの男・・・「星屑の竜」を持つシグナーの男に接触されたようですが・・・?」

 そう『コンドル』に尋ねたのは、『猿』の痣を持つ男であった。

「ああ、あれは単なる挨拶代わりですよ。「目的」を果たすまでとはいえ、彼らとは少々の間付き合っていかなければいけませんからねぇ・・・」
「・・・?」

 その言葉の真意が伺いかねる『猿』であったが、両者の間には明確な上下関係が存在しているのか、彼はそれ以上その発言に対しての詮索は行わなかった。

「・・・けっ!何でこんな面倒くせえ真似しなきゃいけないんだよ!?大体、俺はあの野郎を・・・あの「裏切り者」をぶっ殺してえだけだってのによ!」

 憎悪の込められた声で、『蜥蜴』の痣を持った男が吠える。

「控えろ。今はお前の個人的な目的のために、我々の計画を無駄にするわけにはいかんのだ」

 喚き散らす『蜥蜴』を静めるように、『鯱』の痣を持つ男が言葉を発する。

「その通り。申し訳ありませんが、今はまだその時ではないのです。心配しなくても、貴方が「復讐」を果たすためのステージは、いずれ必ず用意しますよ・・・」
「・・・ちっ」

 明らかに納得していない顔の『蜥蜴』であったが、『コンドル』の言葉に、渋々と引き下がる。

「・・・そういえば、まだ一人目覚めていない「蜂鳥」はどうなさいますか?」
「今は放っておきなさい。少々面白そうな事になっているようですからね・・・」
「・・・は?」

 またもや発言の真意を量りかね、困惑している『猿』をよそに、『コンドル』はニタリ、と不敵な微笑を浮かべる・・・

「とにかく、今はただ我らの「計画」を進めていくとしましょう」
「「「「・・・はっ!」」」」

「・・・そう、全ては我らダークシグナーの悲願・・・黒き太陽の復活のために・・・・!」


-次回に続く


【次回予告】
 その日、「7月の真夏に雪が降る」という異常な天候の夜、烈人はかってDR杯でデュエルを行った少女・ラニーニャと再会する。
そして、二人の前に現れる、「氷に閉ざされた世界」から来た男・・・
それは、烈人にとって、もう一つの「宿命」と呼べる戦いの始まりであった・・・

次回、遊戯王GA TURN-10 『氷結界の挑戦』 デュエル、スタンバイ!


○後書き
「猿」とか「コンドル」とか、字面にするとすごい間抜けな気がした(ぇ
せめて、「蜥蜴」みたいな難しい日本語的表現があれば、まだ文面的には映えたのですけどねぇ・・・(笑

今回登場した「僕たちいかにも怪しい人です」みたいな人たち(何)の持つ「痣」の元ネタは『5D's』を知らない人でも聞いた事はあると思いますが、ペルーにあるナスカの地上絵になります。昔、MMRとか流行ってたころに、とある漫画で「実は古代文明人のシャトル発着基地だったんだよ!!」って言われてたアレです(何
「ナスカの地上絵」がいくつあるのか正確な数は分かりませんが、TURN-01で「7体の邪神~」と言っているので、とりあえずそれ以上増える事は無いかと(ぉ

冒頭の会話シーンでこのSSのメインキャラが集まってる中、「もう一人の主人公」は事情があってお休み。決してハブられたわけではありません(何)。あと、シティ(首都圏)ではアニメの放送が始まった「パーフェクト眼鏡男子」も事情があって出番無し。この辺はいずれ「何故そうなのか?」について詳しい事をちゃんと説明していくつもりです。(ところで、公式HPのトップ画像で榊さんの顔がツンネコさんの吐息で隠れてるのは嫌がらせですか?:何)

○次回
えー、申し訳ありませんがいきなり本題から少し脱線します(ぇー
伏線のための伏線作り(何)というか、ストーリー上どうしても必要なキャラを出すためではあるのですけどね。

というわけで次回、烈人君のライバル(予定)登場!の回になります!(ぉ


それでは・・・次回も頑張ります!
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[ 2012/04/05 17:37 ] 遊戯王GA | TB(0) | CM(6)

読みましたー

 遅くなりまして…ようやくゆっくり読む事が出来ましたー。
 
 ディックはやっぱりいいように操られていましたか…本人の意思とは無関係となると、背景の敵の大きさが読めませんなぁ。ふおんや律太さんも、これ以上はさすがに踏み込めないというわけですか。魚住はあーさんを巻き込まないように配慮してるあたり…今後、やっぱりヒロインの活躍という立場は交流あたりに移ってしまうんでしょうかね(笑)。
 
 ディックのデッキもいつの間にかすり替えられてしまっていましたか…これはもう、それだけでも敵がいかに闇の力が大きいかという現れにもなりますねぇ。自ら出向くわけでもなく、赤の他人を利用して魚住の力を測ったという事なんでしょうか。まぁ、あわよくばこれで魚住を倒せれば儲けものとか思ってたかもしれませんけどね…ふおんも不穏な空気に思慮してますし。
 
 交流も何らかに気が付いているようですね。というか、交流よりも夕のほうが何かしら知ってるようで…過去に何か遭遇した経験があるようですねぇ。今後、どう絡んでくるのか楽しみではあります。
 
 そして…その闇の相手の正体も徐々に判明してきましたね。痣持ちのキャラが揃っているようですが…律太さんとやっぱり何かしらの関係があるんでしょうね。もしかしたら、これまた過去に何かまだ知られていない事情があったのかも。それにしても、ダークシグナーの面々、一筋縄ではいかないような胡散臭いやつらが揃ってる感じですね。今後、魚住以外にも襲われたりしそうですが…あいさつ代わりという事は、今度は本人たちが出張ってくるでしょうし、魚住より劣るメンバーは大丈夫なのかという不安もありますねぇ…
[ 2012/04/08 17:38 ] [ 編集 ]

>ゆきさん

いえいえ、感想いただいて本当にありがとうございます。

まだまだ序盤で敵の実態について詳しくは書けない、という都合もありまして・・・(苦笑)。「大きく話を動かせないけど、敵も活動を開始している事を示したい」という書き手側の都合で動いている感じが強いです(ぁ
ヒロインの扱いは遊戯王なので・・・は置いといて(ぁ)、せっかくのヒロインなんですし、ところどころでちゃんと出番は作ってあげたいかと。

ディックのデッキが改竄されていたのはダークシグナーの闇の力による物で、まあカードゲームではよくある事ですね。彼にこんな事をさせたのはやはりまだ詳しくは書けないのですが、ただ単に力を試すだけの目的でぶつけたとか、そういうわけではないつもりでいます(ぉ

さて、ふおんや夕は「敵」の正体について何かしらの手がかりを持っているようですが、これも今はまだ詳しい事は書けない(こんなんばっかりだが・・・:ぁ)のですが、追々明らかにはしていきたいと思います。

ラストに少しだけ姿を見せた「本物のダークシグナーたち」ですが、アニメの遊戯王と同じように、メインキャラたちと少なからぬ因縁を持った相手が揃っている・・・という事だけは確かです(ぉ)。まあ、しばらく横道にそれるので本格的に敵対するのはまだしばらく先になってしまうのですが・・・(ぁ


それでは、次回も頑張ります!
[ 2012/04/09 17:30 ] [ 編集 ]

感想、遅くなってすみません~

今回はインターミッション回と言う印象が強いですが、流石にまだまだ重要な部分は見えてこないですねぇ
あーさんの扱いはしょうがないでしょうね~ 魚住としても、彼女を危険な目に合わせられないし、状況が状況だけに、そうなった時に守れる自信は無いでしょうし

でも、確かに相手勢力がこの状況にもってったのには、ある意味理由が有るんでしょうね
やっぱりシグナーの一人である、魚住の実力を測る為にやって来た、と見るのが、一番正しい考えなんでしょうか?
それと同時に、自分たちの状況がまだまだ完璧じゃ無いと言う理由も感じられますね

この状況で、夕やふおんを中心に立ち向かうんでしょうが……その前に、烈人とラニーニャですか
烈人もそうですが、ラニーニャがどんな活躍をするのか、楽しみに待ってますね~
[ 2012/04/09 18:16 ] [ 編集 ]

リッターさん

いえいえ、感想ありがとうございます~。

まだまだ話の「核心」について触れるわけにはいかないので仕方ないのですが、いつまでも不明な点が多いままダラダラと引っ張るわけにも行かないので、この辺は少しずつでも明らかにしていければ・・・と思っています(ぉ

実際、危険な目に合うのが予想できるのに、必要もなく巻き込むのは無責任なだけじゃないかと思うわけで(ぉ)。ただ、まがりなりにも「ヒロイン」なのであまり空気にならない程度に出番を作ってあげられればなー、とも思うわけで(ぁ

>魚住の実力を測る為に~
わりと実はこの辺勢い重視(ォィ)で話を進めているので、この辺についてはもっと納得のいく説明が必要かな?と考えていたりします。・・・行き当たりばったりで本当に申し訳ない(ぁ

>次回
先の話を考えてわざわざ絡ませたキャラなので、それだけの「意味」があったと思えるような出番をラニーニャに作れるように努力したいと思っています。


それでは、次回も頑張ります!
[ 2012/04/09 19:19 ] [ 編集 ]

闇の従者の囁き

 遅くなりました。ブービーです。
 SSの方は、読みました。今回は、魚住くんの側と「ダークシグナー」と呼ばれる者達の様相が紡がれた、気持ちの高ぶる話でした。二つの明暗が明確に記されていて、それぞれの抱く気持ちが手に取るように分かりました。
 ディック戦後、魚住くんとふおん達が今回の件で話し合う場面は、彼らの複雑な思いが読み取れました。魚住くんは、「闇のディエル」を理解した上で闘い続ける意志を持ちましたが、同時にあーさんを巻き込みたくないという本音を覗かせていました。そこには、愛する人を守りたいという強い決意を感じ取れました。
 それは、愛する姫を守ることを誓った騎士である律太くんや、運命を知りながらも人を傷つけることを嫌うふおんにも言えることでした。二人が魚住くんの行動に理解を示したのも、そんなところがあると感じました。
 また、夕先生もふおんと同様、息苦しい気持ちを胸に秘めているようでした。彼女の場合は、「ゼロリバース」が深く関係しているため、それが後に明らかになれば、その気持ちも分かるかもしれません。
 そして、「ダークシグナー」達が古びた教会に集結する光景は、これから起きる怒濤の展開を予感させてくれました。それぞれに思惑があり、一筋縄ではないところも印象的でした。
 「ダークシグナー」達がディックを使って魚住くんに「闇のデュエル」を挑んだ目的は、一種の小手調べと言うことが分かりました。彼らが企てる「計画」に関係するようですが、それは後のお楽しみに取っておくべきでしょう。
 一方で、目的とは関係ない心情を抱くモノもいるようで、面白味がありました。復讐心や渇望を抱く彼らがどのように動くか、興味深く映りました。
 それにしても、ナスカの地上絵が模された入れ墨に黒装束とは、如何にもという感じを受けました。この場合、この物語の土台である作品の作者がもう一つ描いている、棺桶を担いだ「旅人」は真っ先に狙われそうな気がしました。双方からは間違われそうな風貌ですし、彼女にとっては迷惑この上ないでしょう。
 もっとも、彼女に勝てる奴はいない・・・。
 それぞれの想いが披露された、彩りある物語でした。次回は烈人くんの活躍には、期待が高まりました。
 それでは、また後で。
[ 2012/06/03 15:30 ] [ 編集 ]

ブービーさん

感想ありがとうございます。

まだ色々と物語の核心に通じる部分には触れられない・・・という事情があり、この回は特に思わせぶりな登場人物たちの発言が多くなってしまい、読んでいてそういうところが気になるというか、非常にやきもきさせる部分があったかな、と反省しているところもありますが、楽しんでいただけたようで幸いです。勿論、それに甘えずに精進していかねば・・・とも思っていますが。

特に夕ちゃん先生はいくら本編で謎の多かった人物とはいえ、こういう扱いにするのはどうか?・・・と悩む部分もあるのですよね。正直、原作のトラブルメーカーでおちゃらけた彼女の雰囲気とはあまりにもかけ離れたところがありますし。

また、以前に突っ込まれた事もあるのですが、魚住も原作とは完全に別キャラになってしまっている感じがありこれでいいのかな?と思うのですが、今更修正がきかないというのも正直なところだったり(苦笑)
彼としては、自分は戦う運命を受け入れていますが、やはり愛する人を巻き込みたくは無い・・・という気持ちを今回の言動で表現させたつもりです。もちろん、運命を受け入れて戦うのは彼だけじゃなく、律太さんやふおんも同じスタンスでいると考えています。

『ダークシグナー』の会話シーンは仰るとおり、今回の戦いが単なる小手調べに過ぎないこと、彼らがある「計画」を持って行動している事、それに加えて彼らが決して一枚岩では無い、という事を表現したつもりですが、そのあたりが感じ取っていただけているようで何よりです。

>棺桶を担いだ「旅人」
・・・『棺担ぎのクロ』でしょうか?こちらは詳しく読みすすめてはいないのですが、ひょっとしてクロにも「ナスカの地上絵」に関係するネタがあったりするのでしょうか?まあ、それでなくともあの服装でこの世界にいたら確かに怪しまれるでしょうが。


それでは、次回も頑張ります!
[ 2012/06/03 21:23 ] [ 編集 ]

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